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 ・地脚タイプ(じあしたいぷ)
 長い距離をスピードを落とさず走ることができる持久力のあるタイプ。
 ・スプリンタータイプ
 トップスピードになるまでの時間が短いダッシュ力のあるタイプ。



先頭を走っている先行選手を後方からかぶせるように上がっていき、先行してゴールを狙う作戦。




他の先行選手がスピードを上げないうちに、一気に踏み込んでそのまま先行しゴールを狙う奇襲作戦。




スタート同時に先頭に立ち、他の先行選手が追い上げてきても頑張って先行をキープする作戦。
・先行(地脚タイプ)
ラインの先頭に立って逃げる戦法。長い時間スピードを維持しないといけないこの戦法を取るのは地脚タイプの選手です。地脚タイプは踏み込むほどにスピードが出るので、早めに先手を取って、その力を発揮します。
 
・捲り(スプリンタータイプ)
後方から追い抜く戦法。ラインの先頭を走りますが、初めからレースの先頭位置を走るわけではなく、力を貯めておいて、後方から一気に追い抜きます。
 
・追い込み(地脚タイプ・スプリンタータイプ)
ラインの2番手以降の選手が使う戦法で、周回中は前の選手の背後につき、風圧を減らして脚力を温存します。また後ろから追い上げてくる他のラインをけん制し、自分のラインを守ります。そして最後のコーナーあたりから全速力でダッシュし勝負に出るという戦法です。地脚タイプの選手は持久力があるので、競り負けることなく走りますが、スプリンタータイプの選手は、前を走る選手との呼吸があわないと格下の相手でも競り負けることがあります。
 

 ・周回中、選手はお互いにチームを組んで並びます。その並びを「ライン」と言います。ラインは競輪のレース
  展開の核となるものです。
 ・ラインの基本パターンは右図のとおり。
 ・各ラインの並びは
  →先行・追い込み・追い込み
  →捲り・追い込み・追い込み
  というパターンです。


 ・限りなくあるレース展開をラインによって大きく4つに分類すると次のようになります。
 ・ラインの2番目の選手を番手、3番目の選手を3番手と言います。
 
3人、3人、3人のラインに分かれる3分戦。

4人、3人、2人のラインに分かれる3分戦。

2分戦は2つのラインに分かれての展開です。
5人と4人のラインなので、ラインが長くなります。
  4分戦は3人、2人、2人、2人などのように
  短いラインが多くなります。「細切れ戦」とも
  言われています。
 ・ラインは所属が同競輪場、同県、同地域という人間関係を基本に組むのが基本です。
 ・ラインは選手同士のチームなので、絆の強さが重要です。
 ・絆の強さを表にすると右図のようになります。
 ・絆の弱いラインはレース展開によって崩れる場合があります。