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ピットからゴールまで、フライングスタート? l 競艇書籍 l 競艇ポケコンl |
競艇独特の「フライングスタート法」とは?
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〜フライングスタート法の採用には理由がある〜 |
<ピットアウトの合図とともに各艇が飛び出す>
<スタート前の重要な位置取り争い>
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・競艇では「フライングスタート法」という走りながらスター
トを切る独特なスタート方法を採用しています。これは波
や風の流れなどに影響されてスタートライン上で艇が横
一列に静止することが難しいためです。
・6艇が「発走」の合図で一斉にピットを離れてからスター
トするまでを「待機行動」といい、ここで各選手自分がス
タートしたいコース(ポジション)を取り合います。ちなみ
にこの待機行動はピットを離れてからスタートコースを取
りきるまでの超低速における航走(待機航走)と、コース
が決まってからスタートラインに向けて徐々に加速して
いく航走(進入航走)とに分けられます。
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〜フライングと出遅れ 犯すと厳しい罰則がある〜 |
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・大時計が0秒を指した時に、F(フライング)ラインを通過
してしまうと「フライング」となる。
・大時計が1秒を指した時にL(出遅れ)ラインをを通過して
いないと「出遅れ(レイト)」となる。
・フライングと出遅れを合わせて「スタート事故」といい、こ
れを犯した選手はその瞬間その時点で「欠場」(はじめ
から航走していない)扱いとなり、罰則(自粛欠場、訓練
納付金の支払いと再訓練)が課せられます。またSG競
走の優勝戦におけるスタート事故ではSG競走1年間、
GI競走3ヶ月間の出場資格の剥奪や6ヶ月の斡旋保留
、さらには引退勧告まで出る場合もある。
・フライング、出遅れを犯すと事故点が加算される。この事
故点が一定の基準をオーバーすると級別審査に影響が
出る。そのため、一度スタート事故を犯した選手は、通
常通りのスタートを切れなくなることが多い。事故点は
級別審査対象期間が切り替わると0になる。
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予想の手助けとなるスタートの予行演習「スタート展示」
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・スタート展示とは、ピット離れから進入、スタート、第1ターンマーク旋回までを想定した、レースの予想に役立つ
予行演習のこと。スタート展示が終わると前レースの本番レースが開始されます。
・しかし、スタート展示でのスタート位置が必ずしも本番でのスタート位置とは限りません。選手はスタート展示と
本番でスタートする位置を変更することがあります。(ただし、スタート展示で6コースだった艇が本番で1コース
に入ることはできません)
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進入コースの変更は以上の場合を除き自由で、「スタート展示」と「レース」では同じとは限りません。 |
「スタート展示」において6コースであったモーターボートが、「レース」で1コースに進入した場合は、出走資格の喪失(返還欠場)となります。 (ただし、審判委員長がやむを得ないと認めた場合は除きます。) |
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「スタート展示」に参加しなかったモーターボート、又は「スタート展示」で進入コースを審判委員長が判断できなかったモーターボートの「レース」での進入コースは、最アウトコースとなります。なお、違反をした場合は、賞典除外となります。 (ただし、審判委員長がやむを得ないと認めた場合は除きます。) |
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「レース」において回り直しを行ったモーターボートの進入コースは、原則として最アウトコースとなります。なお、違反をした場合は、賞典除外となります。 (ただし、審判委員長がやむを得ないと認めた場合は除きます。) |
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