メインレース予想

さくらんぼ特別  2回福島1日目  11R  オススメ度:C     
【サクラプログレス】 小島一(57)
現級2勝馬。福島芝1200mは未勝利時に2→2→1着。不器用なタイプで、首を振って走りに集中しないところもあるが、実力でヒケを取ることはない。ウッドで単走で63秒台−13秒をマーク。スムーズに運べば強襲する。
【レイズアンドコール】 石橋脩(55)
新潟の直線競馬でV。不利な2番枠から外に出す厳しい競馬だったが、スピードの違いで圧倒した。1200mだと暴走気味に走ることがあり、どこかで息を入れたい。坂路で大きめを入念に。初の福島はプラスに出ていい。
【ホウライウォニング】 村田(57)
現級を勝ったのが04年12月のこと。6歳になってダッシュ力が鈍ったが、逆に差して脚を使えるようになっている。前走の中京戦4着は、激しい競馬の中で粘り強く応戦していた。攻めは坂路で大きめ。無理なく脚をタメると。
【マルターズホビー】 田中勝(55)
降級の4歳牝馬。気性面で若さがあるが、能力は相当に高い。1000万下は2戦目でクリアし、準OPでもクビ差の2着等の実績を残している。降級に合わせて調整され、ウッドで63秒台−12秒をマーク。気性的にムラではある。
【スパイン】 石神(57)
昨年11月に準OPで3着。今回は降級戦になる。昨年の当レースでは、前半32秒0の快ラップで逃げ、1分07秒8の2着に踏ん張った。府中を叩いて中間はDで終い重点を2本。完調でない感じもあるが、やはりスピードは脅威。
【タイキシルバー】 丹内(57)
ズブさがあって道中は追いどおしに。春福では500万下で2→1着と活躍し、V時の追い込みはなかなか豪快だった。1000万下でもゴチャつかなければ末を生かせるはず。ただ、時計が速いと劣勢に。攻めは大きめで十分。
【ナチュラルメイク】 中舘(55)
降級組。昨年の9月に札幌で現級を勝ち、12月には準OPで2着に健闘している。4月の阪神戦のあとにひと息入れ、最終追いはウッドで外めを通って66秒台。福島は初だが、基本的に平坦コースは合う。中舘で(1.1.1.0)。
【チアフルワールド】 柴田善(57)
準OPから降格。3歳時にGIIIで3着があり、現級勝ちは新潟の直線競馬で54秒5の好時計だった。最近はレースぶりに少し覇気がないが、脚は見せているし、中間もウッドでシッカリ乗り込んでいる。持ち時計1分08秒1。
【タケショウレジーナ】 後藤浩(55)
切れまくる牝馬。牡馬相手に現級を2勝しており、昨年9月の中山戦では、走破タイム1分07秒7、上がり33秒8で突き抜けている。中間は立て直しを図り、坂路で50秒1、49秒7、49秒3と好時計を3本。福島は500万下で2→1着。
【ミヤギノダンシング】 勝浦(57)
現級で2着が1度あるが、そのときは重のダート1200m。芝の瞬発力勝負ではツラく、適度に雨が残るといいかも。中間は坂路で50秒7−12秒3を馬ナリで。前走で大敗した後遺症はなさそう。うまく立ち回ると上位が可能に。
【デアテンビー】 北村宏(55)
中央転入後は(0.0.0.16)。いいスピードを持っているが、粘り切るのが難しい。昨夏に札幌芝1200mで4着、函館芝1200mで5着があり、芝でもスムーズに先行すればソコソコは頑張れる。ウッドで外めを回って楽に66秒。
【フレンドリースピカ】 吉田豊(55)
中山芝1200mに1分07秒6の時計。条件は500万下で、好位から力強く抜け出す内容ある走りだった。現級では3着が2度あり、掲示板に上がったのが7回。坂路で51秒9−36秒5−11秒7をマークする仕上がりで、いきなりから怖い。
【アンテリオール】 田辺(57)
福島実績(1.3.4.3)。05年2月の現級勝ちは小倉で決めたもの。平坦コースがベストで、前半でタメが利くと終いは強烈に切れる。春福のあとに休ませて夏福で復帰。ウッドで65秒台を2本マークし、侮れない仕上がり。

☆結論☆
 昨年の秋に中山芝1200mで現級を勝っている牝馬のタケショウレジーナ。外から上がり33秒8の瞬発力で突き抜け、1分07秒7の好時計で後続に2馬身半の差をつけた走りは、鮮烈に脳裏に刻まれている。
 その後に低迷したのは、不利を受けたり、馬体が減ったりと力の問題ではない。中間は立て直しを図って得意の福島を目標に乗り込まれ、坂路の最終追いでは49秒3−36秒4−12秒3の時計が出た。「落ち着きがあるし、馬体も戻っている」との陣営の言葉は心強く、緒戦こそとみて意欲的に狙っていきたい。
 馬券はタケショウの単複+馬連の総流し+アンテリオールとの2頭を軸にした3連複の総流し。単勝は1,000円を割るぐらいだろう。相手選びは難しく、薄めに抜ける可能性があるので馬連は全馬に流したい。やはり福島を照準にキッチリ仕上げたアンテリオールが気になる存在で、3連複に絡んでくれないか。 ≪購入総額:3,500円≫

     ◎ 9番 タケショウレジーナ
     ○ 13番 アンテリオール
     ▲ 4番 マルターズホビー
     △ 12番 フレンドリースピカ
     × 2番 レイズアンドコール
     × 1番 サクラプログレス
【単勝】 9番(200円)
【複勝】 9番(1,000円)
【馬連】 軸 : 9番
    相手 : 全通り(各100円)
【3連複.軸2頭ながし】
     軸 : 9.13番
    相手 : 全通り(各100円)

 【レース結果】 単勝・複勝・馬連・3連複:ハズレ
  1着:2番 レイズアンドコール 2着:8番 チアフルワールド 3着:4番 マルターズホビー

        
安芸ステークス   4回京都1日目  11R    オススメ度:B     
【ボードスウィーパー】 川原(57)
ダ1400mのスペシャリスト。末脚は力強く、1分23秒台で走った経験が6度もあって、準OPで見劣ることはない。ダ1200mは少し忙しく、1分10秒台レベルの決着になってどうか? 中1週で使ったあとで、攻めはBで大きめ。
【モエレソーブラッズ】 岩田(54)
唯一の3歳馬。2歳時に交流GIII勝ちと、交流GIの3着がある。前走のユニコーンS(ダ1600m)では、Bを着けて1200mを1分11秒9で通過し、それで7着に頑張った。距離短縮+54キロで不気味。ウッドで66秒台−12秒台。
【サンライズビート】 幸(57)
短距離の差し馬。36秒前後の上がりを使う破壊力があるが、準OPだと簡単には追い込み切れない。京都ダ1200mで11戦し、持ち時計が1分11秒9では…。復帰戦の追走ぶりが良く、坂路で51秒7が出て、デキはかなりいい。
【ビービーバーニング】 池添(55)
少し古い話だが、南関東の2歳女王。中央の準OPでも互角のスピードを見せ、昨年の暮れの中山戦など、不利がなければ勝っている内容だった。立て直してBで終い11秒を3連発。好位でスムーズに運ぶと浮上がある。
【サンマルアンサー】 渡辺薫(55)
準OPに昇格してから15→10→12着。先行力は見せているが、4コーナーで手綱が動いて後退する様は力不足を感じさせる。ダ1200m自体が悪いわけでないが、揉まれ弱いのでゴチャつくと心配。中1週のあとの連闘でもあり。
【オフィサー】 ボス(57)
OPで5→4着(勝ち馬と0秒1差)と駆けて準OPに降格。爆発的な末脚が売りで、京都ダ1200mでは重で1分10秒1のVがあり、このときは34秒9の上がりを記録した。坂路でビシッと追って51秒5−12秒4。前の組も強いが。
【ビッグシャーク】 和田竜(57)
準OPでは5→10→8→7→5→8着。いずれもベストの条件を走ったわけでなく、それなりに脚を使っていた。京都ダ1200mは(2.3.3.3)で、持ち時計が1分10秒9。乱戦で可能性が出る。DWでシッカリ追った。
【メイショウフクヒメ】 佐藤哲(55)
準OPでは3着が2回。OPで4着の実績も。末一手で不安定だが、時に思い出したように追い込んでくる。京都は4勝つを挙げる適コースで、ダ1200mは短い印象。久々の前走が10キロ減だったし、相手が強くて上位は難題。
【ケイアイメルヘン】 熊沢(55)
準OPへの降級を待って復帰。坂路で53秒9−12秒8を馬ナリ、DWでも長めから追っており、仕上がりは悪くない。京都は(4.1.0.1)で、現級を豪快な末脚で制したのがダ1200mだった。自在のレース運びを警戒すべき。
【ナリタフロンテアー】 小牧太(57)
ダ1200mを1分11秒台で走破した経験が9度ある。2走前の1000万下勝ちが強くて良で1分11秒2の好時計。準OPでは、04年に2着に食い込んだ実績がある。DWで掛かり気味64秒が出て元気一杯。揉まれず運ぶと抵抗シーンが。
【ジョイフルハート】 武豊(57)
全成績(5.3.0.0)。年初の羅生門Sは相手が強く、後続に3馬身差。昨年11月の1000万下勝ちでは、1分10秒2の走破でケイアイメルヘンに7馬身の差をつけている。1週前に48秒0の坂路レコードを記録。一気に決めるか。
【トーセンザオー】 角田(57)
中京の飛騨Sは角田らしい考えなしの騎乗。これを含め、近3走は芝で2→5→4着と結果を出している。5走前の阪神ダ1200mの1000万下勝ちなど鮮やかな末脚で、砂が軽い京都のダートはピッタリかも。坂路で入念。注目を。
【ケージーアジュデ】 石橋守(57)
京都(3.2.0.1)、ダ1200m(3.2.1.0)。京都ダ1200mは理想的で、3走前には58キロを背負いながら、良で1分10秒1の2着に駆けている。中間はDWで長めから追って66秒台−12秒台。崩れることは考えられない。
【カリスマサンキセキ】 福永(57)
充実ぶりが凄い。初の準OPの前走は、抑え切れない感じで好位を進み、直線も踏ん張って3着。先着2騎は強すぎで、レコードの中での好走だった。坂路で53秒5−12秒2。1200mはベストで、今なら(0.1.0.6)の京都でも。
【ナリタキセキボーイ】 内田浩(57)
復帰戦の前走は攻めが少なめで12キロ減。中位追走でスタミナが切れた。ウッドで大きめを乗り、中1週で京都遠征だから、楽な状況ではない。準OPで2着が2度ある実力馬だが、急変となると微妙。今度はBを外す。
【バリオス】 野元(57)
1年2ヵ月ぶり。坂路で51秒台を馬ナリで2本出しているが、量的に万全とはいえない。京都ダ1200mで準OPを勝ち、OPでも2着の実績が。ダッシュ力はジョイフルハートと互角だが、武豊VS野元では無理に競らないかも。

☆結論☆
 ジョイフルハートが坂路で猛烈なパフォーマンスを演じた。1週前に48秒0−35秒4−12秒5を叩き出し、これは堂々の4ハロン坂路レコード。そして今週は48秒5−35秒8−12秒5という数字を馬ナリでマークしている。
 全成績(5.3.0.0)、サクラバクシンオー産駒の超快足馬が、休養中に一段と成長したようだ。断然人気にはなろうが、一気に押し切る可能性が高い。少し湿った馬場で1分09秒台の走破を見せてくれるかも。
 馬券は馬連とワイドで6頭に流すことにした。対抗は距離短縮+岩田騎乗で変わり身が見込めるモエレソーブラッズで、あと、カリスマサンキセキ、トーセンザオー、ビービーバーニングが来てくれるとバックが大きくなる。ケージーアジュデとオフィサーも外すことはできないが、押さえの位置づけとした。 ≪購入総額:3,000円≫

     ◎ 11番 ジョイフルハート
     ○ 2番 モエレソーブラッズ
     ▲ 13番 ケージーアジュデ
     △ 14番 カリスマサンキセキ
     × 4番 ビービーバーニング
     × 12番 トーセンザオー
【馬連】 軸 : 11番
    相手 : 2.4.6.12.13.14番(各200円)
【ワイド】 軸 : 11番
     相手 : 2.4.6.12.13.14番(各300円)

 【レース結果】 
 1着:11番 ジョイフルハート
 2着: 4番 ビービーバーニング
 3着:12番 トーセンザオー
 馬 連 4-11  5,090円的中
 ワイド 4-11  1,780円的中
     11-12   750円的中