・パドックからゴールまで、レースはこういう順序で行われる

・レースに出走する出走馬が、最初にファンの前に姿を現す場所。
 パドックは楕円形あるいは円形の小型の馬場で、オッズの
 電光掲示板の前に位置している。出走する前のレースの発走直前に、
 次のレースの出走馬がパドックに出てくる。
 そのあと、係員の「とまーれー」の騎乗合図がかかるまで、
 厩務員に引かれてパドック内をグルグルと周回する。
 騎乗合図がかかると、周回を一度やめて、騎手が騎乗する。
 そのあと、最後に1周した後にパドックから本馬場へと移動する。
・パドックを出た馬は、実際にレースを行う本馬場(ほんばば)へと入場する。
 GIレースなどでは、本馬場入場もセレモニーとなり、1頭ずつ入場する。
 本馬場へと入場した各出走馬は、それぞれ思い思いの方向へと
 駆け出していく。これを「返し馬」と呼ぶ。これはレース前の準備運動で、
 体をほぐし、足を慣らす役割がある。返し馬にはレース直前の最終
 調整の目的もあり、馬に気合をいれたりもする。
 騎手はこのときに、その日の馬の手ごたえを感じ取っている。
・返し馬が終わると、各馬はスタート近くのゲート前に集まり、ゆっくりと
 輪を描くように歩く。これが「輪乗り」である。
 ここで騎手はそれまでパドック→本馬場入場→返し馬を行って興奮している
 馬の気持ちを落ち着けレースにのぞむ。
・ゲート後方で輪乗りをしていた出走馬は、ファンファーレを合図にゲート
 インを開始する。原則として馬番が奇数の馬が先にゲートに入り、その
 後に偶数の馬が入る。ただし、大外枠(一番外側の枠)の馬は、奇数、
 偶数に関係なく最後にゲートに入る。
出走全馬がゲートインを終えると、間髪いれずにゲートが開き、レースがスタートする。
このスタートが最初の盛り上がる場面である。
・コースは右回り、左回りとあるが、最終コーナーをまわり、
 直線を走りきるとゴールとなる。ゴール地点は鏡の張られた細長い
 ゴール板がコースの内側に立てられていて、そこに馬の鼻が到達
 した時点でゴールとなる。




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